スチール家具の種類のひとつに引出しがあります。
仁張工作所では、これまで数々の業界や場所に、適した用途の引出しをオーダーメイド設計をして納品してきました。
ここでは、製品を作る時の注意点やポイントと、過去のユニークな納入事例をご紹介いたします。
大きくは、据え置きする【引出し(キャビネット)】と移動できるようキャスターの付いた【カート(ワゴン)】に分かれます。
・デスク下キャビネット・ワゴン(もっともポピュラー、オフィス・学校など)
・大型のマップケース(当社の得意分野)
・多段式の小物引出し(複数の列・段)
・ツールワゴン(工場や修理店舗など)
・診療カート・救急カート(病院や介護施設など)
・デンタルカート(歯医者)
引出しのオーダーメイド製作に取り組むにあたっての設計ノウハウ・加工ノウハウを保有しています。
収納物のサイズや重量などによって変わってきます。当社で設計・製作する際のポイントを下記します。
1)レールの選定・・・デスク下キャビネットなど収納物が軽量の場合は、板金のシングルレールを使用します。
工具など重量物の場合は、スライドレールを用いて、重量に耐えられるようにすることが多いです。
またデスクトップの小物引出しの場合はレールを使わなかったり、滑りやすい敷居スベリなどを用いたりすることもあります。
2)有効内寸の確保・・・収納物を余裕を持って出し入れできるように考えます。
レールによって出幅(ではば:ストローク)が異なってくるので、設計データより確認します。
内側から考えて、全体サイズが決まってきます。
3)使い勝手の良さの追求・・・例えばより取り出しやすいよう、底板を直角ではなく88~89°の折り曲げ角度として、ほんのわずかに傾斜をつけることがあります。
当社では豊富な納入実績からたくさんの自社設計のノウハウをデータとして保有しています。
折り曲げの角度と寸法精度、溶接時のたわみなどに加工ノウハウがあります。 折り曲げはハイブリッドベンダーという最新設備にて寸法精度を出せるようにしています。 溶接加工は、スキルの高い職人によって品質を守っています。 また最終仕上げ段階で、なめらかに動くように調整を行い、最終検査を行います。
オリジナル製品のカスタマイズやニッチ分野で必要とされる製品の導入実績が豊富です。
過去の類似品を参考として、適した製品をご提案することが可能です。
・マップケース・・・得意分野の大型・薄型引出し。あらゆる業界にオーダーメイド納入
・カート(ワゴン)・・・ツールワゴン・歯科診療カートなどはホームページを通してのご依頼にて
・郵便局・・・長年デスク下キャビネットを納入
・病院・クリニック・・・OEMで様々な種類の壁面キャビネットの引出しやカート類を納入
・学校…教室、実験室、資料室、研究室、図書館など
・企業・・・オフィス、工場、営業所、店舗、ショールームなど
・博物館・資料館・・・調度品、書物、採集品、宝物など
・デパート・ショッピングモール・・・店舗(フロントヤード)・在庫(バックヤード)・チラシ・パンフレット入れなど
今後も新たなニーズに適した製品実現を目指して取り組んで参ります。
是非お気軽にご相談ください。
例えば、ICカード1枚で出し入れさせることができる引出しキャビネットのものづくりに取り組んでいます。
例えば、既存のソフトクロージングをさらにストレスフリーに。レールなしでももっとなめらかに・・・。
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