仁張工作所の来歴についてお話します。
「父親は、なぜ製作所ではなく工作所という名前を付けたのだろう・・・」
ふと考え、改めて“いいなぁ、しっくりくるなぁ”と思います。
東海道新幹線が開通した昭和39年10月1日、東京オリンピック目前の日に、3人で興した会社。
高度成長期にはこんな“DAY ONE”を迎えた先人たちが多かったのでしょう。
父は、自分で図面を書いて、仲間達に指示をだし、寝食を惜しんで仕事に打ち込みました。
5年前に亡くなるその1年前、50周年のパーティでDAY ONEの喜び、そして念願の自社工場を建てたときの喜びの声は記憶に新しく残っています。
東大阪は、日本有数の中小企業の町で、中部長田-高井田地区の機械団地や南部の金物団地には、たくさんの卸売り業者さんがあります。
つい先日、お伺いした中堅卸売会社様から、
「製造業とは言っても、最近は実際にものづくりをしている会社はめっきり減った。
仁張さんの工場を見せてもろたら、ほんまもんやった」
と言って頂きました。何気ないおことばに、とても喜びを感じました。
あらためて、父が亡くなった今、兄弟で考えていきたいのは、生業である“工作所”としての
お仕事だと思います。社屋に大きく掲げた“別注スチール家具”にこだわったものづくりが
大切で、世の中に必要とされ続けば、こんなにうれしいことはありません。
父が自分で書いていた図面を書くこと、自社設計にこだわっていきたいと思います。
100人を超える規模となった今、企業の維持発展のためには、プラスアルファの取り組みが
必要だと考えます。国内におけるものの量が減少し、労働人口が減少する中で、どうすれば
“より世の中から必要とされつづけるのか…”悩み、考えることが大切だと思います。
例えば「ロッカーの納品だけでなく設置工事までを対応できるようにする」とか、
「電気関係を含んだ製品実現に応えていく」など。
少しづつでも着実に要素技術を高めていくように取り組んでまいります。
株式会社 仁張工作所
072-962-2831(代表)
大阪府東大阪市水走3丁目14番6号
設備や運用方法を動画でもご紹介させていただいております。
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