仁張工作所工場内に設備されている板金加工機械はほとんどが株式会社アマダ製です。そのアマダグループの職業訓練法人アマダスクールが主催する「第5回 経営者フォーラム」がアマダ本社内で開催され、『知的資産経営を活用した経営体質の強化』のテーマで経営体験報告をさせていただきました。その講演はアマダのテクニカルセンターや営業所の全国5ヶ所に同時中継され、アマダユーザーの同業若手経営者や事業承継者のほかアマダ社員など約100名に聴いていただきました。
中小企業にとって事業承継は大きなテーマであります。国も経営者の高齢化や廃業等の増加が日本経済の衰退につながりかねないことを認識して、様々な手だてを打ち出してきました。今回で5回を重ねる経営者フォーラムもそういった若手経営者やその後継者の方々に自分の体験を報告することが主な主旨でした。私も創業者から社長業を引継いで22年目を迎えました。思えば現在の本社工場が竣工したことがきっかけとなりましたから、きっとその時は前向きな経営方針とすごい借金があったと思います。その頃はそのことにあまり気づいていませんでした。でも、その時の投資があったから今の経営があると、今回の報告の機会をいただいて改めて感じました。"自分の代"だけでなく"次の代"へ何を残すか。
それくらいの時間軸で考えることが事業承継なのかもしれません。
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