仁張工作所のコロナ禍における今後の方向性についてお話しします。
当社はメーカー様からの板金ユニットやパーツのサプライヤー事業、企業様のカタログ品OEM提供、オーダーメイドロッカーのWEB販売などを軸に製品提供を行っています。
今年の夏以降、世間全般と同様に、受注状況は厳しさを実感しており、今後先行き不透明な中、週単位での町工場としての運営に頭を悩ませている状況です。そんな中、今後1年以上続くことも予想されるこの状況下での、経営上の作戦について少し述べたいと思います。
まずは、この機会に改めてそれぞれの組織での業務の見直しに取り組んでいます。
付加価値を提供してくださるお客様や製品が変化していく中で、大半を占めるルーティン業務も変化しています。不要になったもの、不要になった業務がある中でも、会社には資料がなんとなく残っていたり、組織や人がポジションにいたり・・・。
俯瞰的に組織を見直し、仕事を棚卸することで、ひとりひとりの活躍の場を再発見できたり、フォーメーションを柔軟に動かしたりできたりするものです。
東京など遠方のお客様を訪問することや、多人数で打ち合わせの場を設けることが、できなくなってしまいました。
今年のスタート時には予想だにしなかったことです。
ZOOMなどで画面上で名刺交換、お引き合いを頂き、打ち合わせをすることになろうとは・・・。完全に仕組みが変わりました。
そんな中、ホームーページをご覧いただいたお客様から、お電話でオーダーメイドでのご相談を頂き、図面や見積のやりとりをさせて頂けること、たいへんうれしく感じます。
煮詰まったところで実際お会いさせて頂いたり、試作品をお送りした上でさらにWEB会議を開催したり。
たとえお会いする機会は減っても、アナログの営業活動はできるのだなぁ、と感じ、今後も大切にしていきたい、と思っています。
過去の忙しい状況から、停滞が生まれ、考える時間が生まれても、すぐに新しいことにチャレンジすることは難しいことです。しかし、“新しいこと、製品、技術”に取り組むことは、技術会社を標榜する当社にとってはとても大切なこと、本質であると考えます。ひとりひとりが考え、知恵を出し合うことで、お客様の欲しがる製品開発、問題解決、価値ある製品実現につながる、と考えます。
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