本日6月20日、2024年度の上半期を終えました。社内では、今年度の重点取り組み項目にも掲げた、今後仁張工作所が目指す方向について、その進捗状況を再確認しているところです。経営理念にもある【ものづくり】・【しごとづくり】・【ひとづくり】を永続的に行っていくため、『はたらき方改革』5ヶ年計画の区切りの年として、現在取り組んでいる内容を以下の通りご紹介させていただきます。まだまだ道半ばですが、少しづつは前進しているようにも感じられます。
【所定内時間7時間15分(実働7時間)】・・・2019年までの所定内時間(定時)8時間労働を、2020年からは20分間短縮、2023年からはさらに10分間、今年度からはさらに15分間短縮し、所定内時間7時間15分を実現できました。朝の3S(整理・整頓・清掃)15分間を除くと、実働7時間労働です。ヨーロッパはじめ欧米先進国と同等とすることができ、メリハリの効いたはたらき方に、いま“しっくり”きています。
【年間休日127日】・・・2019年までは105日だった休日数を、2020年からは5日増加、2021年からはさらに13日、今年度からはさらに4日間増加し、年間休日127日とすることができました。こちらも、いま“しっくり”きています。土日祝を完全休日とし、GWは連続で休日とすることとしました。仕事量が多くて、部署によっては残業時間が増えたり、連休中の1日を出勤対応してくれたりすることもありましたが、その時は感謝の意を込めて、手当対応で分配し、乗り越えてきています。
【有休取得の多様化とワークライフバランス支援】・・・有休消化率の向上施策、一斉有休日の増加、の他、ちょっとした用事に便利な“1時間単位”での有休取得などが好評です。午前中に病院に寄ったり、子供さんの送り迎えをしたり・・・上手に利用してもらっています。また、昨年から男性・女性問わず、産休・育児休業制度の推進・実行にも積極的に取り組んでいます。
【セカンドスキル(多能工化)を育むOJT支援】・・・例えば、『機械も操作できるし溶接もできる』『塗装もできるし組立作業もできる』といった板金加工スキルの向上について、直接部門である製造部メンバーが取り組みます。また、間接部門における事務作業においては、営業・総務・資材などセクションの垣根を低くすることで、送り状や納品書出しなどの事務処理において“手伝いあう”風土づくりに取り組んでいます。
【教えあう風土醸造と縦横の応援体制】・・・上記取り組みは、『チームワークやチームモラールの向上』にもつながる、と考えます。自然と教えあうことで仕事にハリがでます。無駄を省こうという『業務・作業のシンプル化』にもつながります。結果、会社全体としての方向性も定まってくる、と考えます。
これらの取り組みを仁張工作所では『リスキリング』と捉え、今後さらに伸ばしていきたい、と考えています。
【ビジネスチャットの活用】・・・製品情報や品質管理、工程進捗の見える化、さらには教育資料の配信にいたるまで、単なる情報共有に留まらないコミュニケーションツールとして活用しています。生産現場のDXにも大きくつながっており、今や仁張工作所にとってなくてはならない有効なツールとなりました。
【3S活動と職場環境整備の推進】・・・毎朝の3S活動や終業時のそうじなどは、場を清め、QCD向上に直結する取り組みです。特に場所が狭い都市型町工場である仁張工作所においては、動線を意識した半製品や副資材の配置や補充のしくみづくりやその運用は、生産性向上に大きく関係すると捉えています。また、日々の3S活動だけはまかなえないインフラ整備・設備保全・美化活動などにも積極艇に取り組んでいます。そうすることで、はたらく人々や、来社いただく方々に気持ちの良い印象を与えられるよう、日々取り組んでいます。
【お客様や協力業者様からの信頼を得続けるために】・・・日々のお客様とのコミュニケーション、外注先様や仕入れ業者様とのやりとり・相談などを大切にしながら、品質・納期の遵守に取り組んでいます。約束を守ることを旨に取り組むことで、その結果“あてにされる”存在としてあり続けることが、できると考えています。
【要素技術の表現とイノベーション、そして情報発信】・・・“中小町工場として自社のできることにフォーカスしていきたい”・・・そう思っています。具体的には、必要とされる製品実現をできる『要素技術の表現』をお客様との共同開発の中で実践していきます。また、それらを集約した、ニッチ分野での『オリジナル製品やそのオーダーメイド』の開発業務や改良・改善にも取り組んでいきます。
【SDGSを実践する環境経営の推進】・・・これからの社会のニーズに沿った環境経営の推進に前向きに取り組みます。法令遵守はもとより、お客様からの要求に誠実に向き合い、環境にやさしいものづくり、そして企業活動を行っていきます。
『自主性の尊重』と『風通しの良い職場風土づくり』に取り組んでいます。相談しやすい人間関係やチームワークを通じて、改善の取り組みや思いやりの精神が育むと考えます。まだまだ道半ばですが、それら理想に近づいてくれば、あとからついてくる結果として、労働密度が高まり時間生産性が高まったり、ひとによって発揮できる強みが、リーダーシップやフォロアーシップとなって現れてきてチーム・組織は活性化されていく、と思っています。
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