仁張工作所は、ステンレスの加工、なかでもスチール同様『箱物板金加工』を得意としています。
ステンレス素材のロッカー・棚・ボックスなどについてもオーダーメイドのご要望にお応えすることで、これまでもお客様の信頼をいただいてきました。
ステンレスはステンレススチールといい、スチールに含まれる素材です。
その特徴や用途としては、以下のようなことがあげられます。
最大の特徴は“さびに強い”ことであり、塗装をしないで屋外での使用や水回りでの使用で採用されることが多いです。
スチールに比べると価格帯が高いです。
スチールの5倍程度になります。
粉じんが出にくいため、抗菌作用に優れています。
スチール同様ステンレスについても特注のロッカーや棚、ボックス、キャビネットなどが得意であり、納入実績も豊富です。
ステンレスの特徴から、食品・医薬品工場や、水を扱う職場、屋外使用などからのご依頼が多いです。
パーソナルロッカーをはじめ、着替えロッカー、貴重品ロッカー、屋外や軒下でのご使用などがあります。
オープン棚のオーダーサイズのご依頼が多いです。
棚板は移動できる可動棚方式、もしくは溶接固定する仕様があります。
・収納物の大きさから1マスのサイズを決めて、列・段を決めることで多数マスのボックスになります。
・使い勝手が良く、汎用性の高い簡易型ロッカーは、壁際の省スペース有効活用に便利です。
OEM供給として、薬品庫や制御盤、ボックス関係などの実績が豊富です。
①種類…サビにより強い『SUS304材』と厨房機器等でよく使用される『SUS430材』を使うことがほとんどです。
②板厚…0.8ミリ厚を中心に、1ミリ前後のものが多いです。
③仕上処理…無垢の2B材と目をつけたヘアライン材をメインに使用しています。
④サイズ…尺単位のスチールと違いメートル単位が主流。当社は1m×2mの定尺材から加工する事が多いです。
ステンレスについては、スチール材の設計・加工と異なり、いくつか注意すべき点があります。
スチール材よりも固く、折り曲げ加工時の材料の伸びが異なるので、設計値が異なってくるので注意が必要です。
当社では、設計標準としてデータ保有し、ミスにつながらないようにしています。
外観素材によく使用するヘアライン材は、一定方向に線が入っているので、箱型にした際には、きちんとそろうようにしておかないと不格好になってしまいます。
当社ではバラ図(展開図)に目方向を記載することを設計ルールとしています。
スチール材の溶接がCO2溶接を多用するのに対して、ステンレス材の場合は、アルゴン溶接を採用することが多いです。
肉盛り溶接に不向きなのは、ひずみという縮み度合いが大きいからです。
一般的に、ステンレスの方が溶接が難しい、と言われています。
特にSUS304材はニッケルを含むことで、サビに強い性質が有るので、塗装をしないケースがほとんどです。
但し、屋外設置の制御盤など、ステンレス製品に塗装をすることもあります。
塗装をしないことで、最終仕上げ作業がデリケートになります。
表面をきれいに仕上げるため、電解研磨といって溶接痕(こげ)を除去したり、バフ研磨といって、専用業者でこすって磨いたりすることがあります。
手あかや汚れも付きやすく、当社ではアルコールなどできれいに噴き上げて、ビニールラップなどで汚れが入らないような梱包をしています。
以上から、ステンレス製品の導入をお考えの際は、お気軽にご相談いただければと思います。
『スチールに塗装をした場合』との機能面と価格面の比較などについても、検討させていただきます。
【ご相談窓口】
株式会社 仁張工作所 営業課
TEL 072-962-2888 / FAX 072-965-5241 / E-Mail sales@nimbari.co.jp
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