新年あけましておめでとうございます。
元旦の新聞に『還暦を迎える新幹線』という記事が載っていました。その一節をご紹介いたします。戦後からの復興をうたった東京五輪の開幕を9日後に控えた昭和39年10月1日。東海道新幹線が東京-新大阪間で開業した。当時『世界一の高速鉄道』といわれた新幹線は、その後も各地で続々と開業。街と街とをつなぎ文字通り日本の大動脈となった。2024年に開業から60年の還暦を迎えるが、これからも人々を乗せ走り続ける。…というものでした。同じ日に創業した仁張工作所も60年の節目、還暦を10月1日に迎えます。同じように時代と共に姿を変えながらも走り続けたいと思います。
1月5日、年始1回目の全体朝礼では、私は改めて経営理念から今年の展望・重点取組事項をお伝えしました。
経営理念の1つ目は、「私たちは、板金加工を通じて、ものづくり・仕事づくり・ひとづくりに努力します」とあります。本業はあくまでも板金加工です。商品や仕様は変化しつつも、あくまで板金にまつわるお仕事をきちんとしていくこと、製品や部品の提供を基本としていきます。そしてその中で既存のお仕事を大切にしながらもそれだけに留まらず、新たな仕事づくりに取り組んでいきます。そして人づくりについては、一人一人の自主性尊重とチームワーク、個人の成長とチームアウトプットの向上を目指します。会社や組織としての節度・規律を保ちながらも、自由を尊重して活発に行動していって欲しいと思います。
経営理念の2つ目は、「私たちは、お客様の満足を通じて仕事に誇りを持ち、よりよい生活を実現し働き甲斐のある会社づくりに努力します」とあります。お客様の満足を得つづけるためには、品質・納期を守ることが何よりも大切です。会社として有言実行で約束を守ることをつづけることで、お客様とのビジネスにおける信頼関係は維持されます。その為には、社員のひとりひとりが、それぞれの持ち場できちんと責任を果たすことが大切で、そうすれば全体最適が自然とできて、スムーズにものやことが流れていく、と考えます。
そして経営理念の3つ目は、「私たちは、常に新しい板金加工技術について積極的に学び、自分たちのものとし共有化することによって、技術レベルの高い、信頼される会社を目指します」とあります。一人一人が学ぶこと、知ろうとすることは会社のレベルアップを図るためには必要不可欠です。また人が仕事をする上で学ぶ姿勢や向上心を持つことこそが、仕事をする動機づけになる、と考えます。仁張工作所はそういう考える集団、知恵を出し合う集団、相談し合う集団、切磋琢磨していく集団にしていきたいと思っています。そのためには相互のコミュニケーションも大切です。意見を出し合い風通しのよい組織づくりにも励んでいきたい、そう思います。
まだまだ道半ばですが、新年気持ちも新たに取り組んでいきたい、と思います。
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