【スマートロッカー開発のきっかけ】
最近では、フェリカやマイフェアといったICカードでいろんな行動ができるようになってきています。
多くの人々が常に持ち合わせているこのICカードを使う場面として、ショッピングやオフィスなどの入退室セキュリティ管理などはその代表的なことと言えるでしょう。
従来のロッカーにおいては、いくつかの問題(不便さ)があります。
・カギ(キー)で開閉するロッカーは、紛失や人の入れ替りなどがあったときに面倒…
・ダイヤル錠の番号は、番号を忘れたり、(粗悪品だと)使っているうちに動かしづらくなったりすることが多い…
などといった声が聞こえる中、「社員証や学生証、交通系カードなど、普段から持ち合わせているICカード1枚でロッカーの開閉ができたら便利でいいのになぁ…」という声をもとに、開発に着手したのが、非接触(タッチレス)のICカード式スマートロッカー【N-forme+(エヌフォルムプラス)】です。
過去に貴重品ロッカーN-formeをご購入いただいたお客様や、日頃からお取引のあるオフィス業界のお客様へのアンケート結果から届いたお声を集約し、以下の3項目を商品コンセプトといたしました。
シンプルな常備のICカードもしくは、ロッカー単体に付属させるICカードで開閉させるのがまずは第一歩で、それだけの運用のロッカーでもニーズはあると思う。
スマートロッカーのニーズはあると思うが価格がとても高いので、リーズナブルな価格帯なら売れると思う。
世の中に多いのはランニングコストで運営するサブスクリプション方式。そうではなく、私たち代理店が販売できるロッカー(売り切り)の方が扱い易くありがたい。
コストを意識し、品質・調達・リードタイムの安定化が図れることを目的とした製品実現については、以下の3項目を意識して取り組みました。
ロッカーラインアップを充実させるシリーズ化については、想定される収納物から、サイズ設定とマス数設定を行いました。収納物としては、財布・スマホなどの貴重品の他、バッグ、ノートパソコン、書類などを視野に入れることとしました。
電気部材や金属部品、機構部品などの購入部品の共通化を図りました。また、板金部材の取り合わせの効率(ネスティング効率)がよくなるような工夫も行いました。
上記の考えに基づいて製品仕様を詰めていく中で、リーズナブルな価格帯で提供する、というコストパフォーマンスについても実現できていくようになりました。
商品(Product)・価格(Price)の2Pを特に意識し、これまで関係性を築いてきた販売会社様(代理店様)のみなさまに安心して販売していただける“オリジナルのスマートロッカー”のリリースを目指しました。
詳しくは、専用ホームページ【 タッチレスロッカー N-forme+(エヌフォルムプラス)をご覧ください。】
長年ユニークで独創的なオリジナルロッカー・オーダーメイドロッカーの設計・製作に強みを発揮してきた利点を生かして、今後の目指す方向性について言及したいと思います。
ソフトウェアにおいても、ある程度お客様の要求される仕様に応えるようになっていきたい、と考えます。ロッカーサイズや収納数などはもちろんのこと、求められる運用についてもお聞かせいただければ、ソフトウェアの変更で対応できるか検討したい、と考えます。
スマホに送られたQRコードをカギ(キー)としてロッカーを開閉させるスマートロッカーについても、ご提供できるような取り組みを進めているところです。これまでも数多く納入実績のあるクリーニング店や調剤薬局、テレワークといった社会の変化におけるオフィスでの書類の受け渡しなど、宅配ボックスやメールボックスの機能を進化させた次世代ロッカーの構想です。
ウィズコロナの生活習慣といった新常態に適した自動販売機についてもご提供できるようになることを考えています。お客様が販売したい商品を、効率よく収納したり、効果的に見(魅)せることができる『ロッカー型自動販売機』の開発についても、近い将来ご提供できるようになりたい、と考えています。
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